渋谷で働く人事のブログ

渋谷区の一部上場企業で、新卒採用を担当しています。年間1,000名以上の就活生と会う中で感じることや、日々の考えをシェアします。

就活生こそ自分だけのルーティンを持とう

こんにちは、渋谷で働く人事のブログです。

突然ですが、就職活動、楽しんでいますか?

新しい出会い・新しい知識の習得・知らなかった自分の発見など、就職活動のプロセスそのものを楽しめる方もいれば、ESの作成やWebテスト、面接など「やるべきこと」に追われて楽しむどころじゃない!という方もいることと思います。


就職活動はヘラヘラと気楽な気持ちでやってよいものではありませんが、だからって眉間にシワ寄せてやるものでもありません。

また、ツライ・苦しいことに取り組んでいるという気持ちでいると、それが顔に出てしまい面接の印象も悪くなってしまいがち。

そうならないためにも、自分なりの「気分を上げるルーティン」を持っておくことをオススメします。


ルーティンとは

ルーティン(routine)とは「決められた一連の動き、決められた一連の動作、決められたパターン」などの意味です。

スポーツ界では特に「パフォーマンスルーティン」とも呼ばれ、一世を風靡した「五郎丸ポーズ」や、イチロー選手がバッターボックスで行う動作などがこれにあたります。

毎回特定の動作を一連の流れで繰り返すことにより気持ちを安定させ、集中状態に持っていくことができると言われています。


ビジネスシーンにおいては、クリエイティブ思考を伴わない単純作業を「ルーティンワーク」と呼ぶなど否定的なニュアンスで使われることもありますが、

「○○をやってから××に取りかかる」「○○で気持ちを切り替える」など、自分なりのルーティンを持つことは就活においても非常に大きな意味を持っています。

なぜルーティンを取り入れるか

仕事もスポーツも、もちろん就職活動も、精神的に追い込まれるとミスを引き起こしやすくなります。

ミスがミスを呼ぶことでどんどん弱気になり、いわゆるドツボにはまってしまうこともあるでしょう。

そんなときに決まったルーティンを行なうことで、気持ちにリセットを掛けられます。

気持ちが落ち着けば、同じ作業であってもパフォーマンスが変わってくるでしょう。


また、就職活動では長期間にわたって大きな目的に取り組むことになりますが、そのようなときにもルーティンは有効です。

面接の前に近くのカフェでコーヒーを1杯飲む、1社ESを提出したらSNSをチェックする、など内容は何でも構いませんが、

その作業を行なったことがスイッチとなり、次のステップへと1歩踏み出す力になっていくからです。

どんなルーティンを取り入れるか

ビジネスと違って効率化が目的ではありませんので、深い意味づけは不要です。

単純に「それをやることで何となく気分が良くなる、気持ちの切り替えになる」ことであれば充分。

個人の嗜好にもよりますが、散歩などの「体を動かす」ことや、何か好物を「食べる・飲む」ことがオススメです。


あるいは、例えば同じESを書くという作業を、自宅ではなくお気に入りのカフェでやってみる、

集中するために図書館や自習室を使用する、といったように「場所」を変えることも有効です。

いずれにせよ、単純に何かスカッとすることをやる、くらいの意識で生活に取り入れてみてください。


また、イヤなことがあったけど1日寝たらスッキリしたという経験をお持ちの方も多いように、「寝る」ことも効果的です。

逆に短い睡眠時間が続くと気分が落ち込んでいくこともありますので、気をつけてくださいね。

おわりに

ルーティンには人それぞれやり方があります。

またすぐに効果が出るものでもありません。

焦らず、じっくりと行うよう意識してみてください!

【学食グルメ】東京大学・赤門ラーメン

こんにちは、渋谷で働く人事のブログです。

仕事柄、各地の大学にセミナーなどでお邪魔することがあります。そんなときの密かな楽しみが、学食で名物を食べること。

これまでに食べた、値段・味・ボリュームを兼ね備えた学食グルメをご紹介しましょう。


第1回は、最高学府・東京大学の赤門ラーメンです。


東京大学の学食

東大を正門から望むと、正面に見えるは安田講堂

その地下に、東大生協中央食堂は位置しています。


こんな感じの階段を降りていくと…

そこにはドーム状の空間が。天井が高く、地下にあることを忘れそうになります。



赤門ラーメンとは

東大名物・赤門ラーメンはこちら。

汁なしあんかけ中華そばといった風情です。


コリアン唐辛子、おろしニンニクはレジ横にありますので、お好みでトッピングを。

この日は午後に講義を控えておりましたので、ニンニクは控えめにしておきました。

実食の感想

ぐっちゃぐちゃに混ぜていただきます。

様々なメディアで紹介される赤門ラーメン。真っ赤な見た目に比して、そこまで激辛ではありません。

確かに辛いんですが、まろやかな辛さといった風情。唇が痺れたり痛くなることもなく、しっかりと味を感じることができました。


ボリュームはそこそこありますが、ハーフもできるようなので女性や少食の方はそちらを。

ご興味のある方は、下記のサイトもぜひご一読ください。

【孤独のグルメ】学食サンダーバード基地!東京大学地下「本郷中央食堂」の名物・赤門ラーメンハーフとエコノミー定食etc. - 己【おれ】

おわりに

思いつきで始めた学食グルメ。

シリーズ化するかどうかは未定です。

【超初心者向け】業界研究って何するの?

こんにちは、渋谷で働く人事のブログです。

今日はこれから就職活動を始める皆さんに向けて、業界研究のやり方についてお伝えします。


そもそも業界研究とは?

業界研究とは、自分が志望する業界全体の景気動向を知り、業界の成長性・将来性を分析することです。

世の中にどのような業界があるのかは、例えば下記のようなページを参考にしてみてください。


job.rikunabi.com
job.mynavi.jp
gyokai-search.com


いわゆる「企業研究」と異なるのは、企業研究が特定の企業に対するものであり、業界研究はその企業が属する産業界そのものについてであること。

すなわち、業界研究の方が圧倒的に範囲が広がり、また業界自体も数多くありますのでじっくりと時間をかけて行うことが望ましいと言えます。

なんのためにするのか?

食品やサービスなど生活に身近な業界はともかく、就職活動を始めたばかりの皆さんが知っている世界はごく一部。

世の中にはそれ以外にも数多くの業界が存在しており、視野を広く持てば持ったぶんだけ自分に合った会社・合った仕事に出会える可能性が高いと言えます。

憧れや自分のイメージ・先入観だけで判断しては、就職後にミスマッチを感じるリスクが高まるので、それを避けるためにもしっかりと行う必要があります。


また、業界の将来性が皆さんの入社する企業の今後に大きく関わってくるので、自衛のためにも業界については自分なりによく調べ、知ることが大切です。

仕事内容や組織風土にマッチングを感じて入社したら、業界そのものが縮小しており数年後に倒産、なんてこともあります。

せっかく入社したのであれば、やりがいを持って長く働きたいですよね?

産業界は常に動いているので、「今」人気の業界や企業だけを見るのではなく、将来的に成長できる業界を見つけるつもりで研究を行いましょう。

どのような流れでするのか?

まずは上記のページや「業界MAP」などを使用し、そもそも世の中にはどのような業界が存在しているのかをざっと眺めてみましょう。

その中から自分の興味ある業界・もっと知りたいと思う業界に向けて深く調べていくことになるわけですが、最初から無理に絞り込む必要はありません。

見落としを避けるためにも、むしろ始めのうちはできるだけ幅広く見ることをオススメします。


興味の方向性・理由はなんでも結構です。これが正解、というものはありません。

少しでも面白そうだなと感じる業界があれば、そこから深掘りをしてくことになりますが、この時、当該業界はもちろんのこと、できれば関連業界にも目を向けてみましょう。

業界同士は深くつながっています。志望業界の周辺を調べることで、より理解を深めることが可能になります。


興味のある業界が定まったら、いよいよ企業研究に進みます。

圧倒的なトップ企業がいる業界はごく一部。リーディングカンパニーだけでなく2〜5位くらいまで目を向けて、違いを明確にしていきましょう。

おわりに

皆さんの周りに、業界研究なんてやらなくても良い、それでも内定がもらえたとなどと豪語する先輩もいることでしょう。

しかしそれは、たまたま自然と情報が入ってくる環境にいた、その人だから上手くいったというだけのこと。

社会に出て、働き始めてからも業界研究で学んだことは必ず役に立ちます。

その場しのぎでなく、将来の自分の礎を作るつもりで、じっくりと取り組んでみてくださいね!

【書評】アメリカ海軍に学ぶ「最強のチーム」のつくり方(マイケル・アブラショフ 著)

こんにちは、渋谷で働く人事のブログです。

今日の書評は、海軍一のダメ軍艦に配属された艦長が、 うだつの上がらない組織を立て直し「強いチーム」を作り上げた物語です。

内容

「できるリーダー」は、何をしているか?

―その具体的思考を明らかにする。はじめての管理職から、企業トップまで

―海軍でいちばんダメだった「軍艦ベンフォルド」を変えたやり方

―これはどんな職場にも活かせる!

Google Books より)

単なる組織論にとどまらず、ストーリー性があり読み物としても秀逸で、映画にしても面白そうだと感じる一冊でした。

巻末には、訳をされた吉越浩一郎氏(元トリンプインターナショナルジャパン代表取締役社長)の解説という豪華なオマケもついています。

印象に残ったフレーズ

・どんなに最新の装備を持ち合わせていても、艦の運命を左右するのは「人」だ(P.024)

・「もし、このことが明日の『ワシントン・ポスト』の一面に載って全米中に知られることになったら、それを誇りに思うだろうか?それとも、恥ずべきことだと思うだろうか?」(P.049)

・もし議論に負けたのなら、その命令を100%納得して実行することも大切だ(P.052)

・組織に所属するものは、各人がその組織の代表者である。われわれはみな”外交官”であり、それにふさわしいように振る舞わなければならない(P.078)

・生きながらえ、強くあろうとする組織は、時には失敗しても冒険をする人間をたたえ、昇進させるべきである(P.132)

・「おい、今はきみが艦長だ。許可など取らなくていい。責任を持って自分でやるんだ」(P.137)

感じたことなど

軍艦上での様々な出来事が臨場感をもって描かれており、その一つ一つがケーススタディとして教訓に結びついています。

それはすなわち著者があらゆる場面から学びを得たということに他ならず、何よりもその点に頭が下がりました。


軍も会社も組織で活動する以上、「人を動かす」「人に動かされる」面があることは否定できません。

周囲が非協力的であることを嘆き、環境が悪いと愚痴ることもできれば、本書のようにメンバーを変えないままで組織としての成果を上げることも可能。

そのためには、常に「じゃあどうするか?」を考え続けること。と、口で言うのは簡単ですが、実践のいかに難しいことか。

同じく組織で働く身として、お前の至らない点はここだと突きつけられるような気分で読みふけりました。

おわりに

部下と向き合い、相手を信じ、褒めるべきは褒め、認めるべきは認める。

当たり前のようで、これができていない上司のなんと多いことか。

アブラショフさん、良い本をありがとうございました。

あなたの自己分析を劇的に向上させる50のトリガーリスト

こんにちは、渋谷で働く人事のブログです。

『トリガー』とは、何かを思い出すきっかけになるキーワードのこと。

あなたの自己分析をより幅広く、きめ細かいものにするための、トリガーリストを公開します。


経験

あなたの思考パターンは、これまでの膨大な経験から形成されたもの。

ある程度の時系列で区切り、過去を振り返ってみましょう。

小〜中学校時代

  1. どんな子供だったか?
  2. どんな友達が多かったか?
  3. 好きな遊びは?
  4. どんな習い事をしていたか?
  5. よく見ていたテレビ番組は?
  6. よく聞いていた音楽は?
  7. 得意科目・苦手科目は?
  8. 通知表には何と書かれていた?
  9. 表彰された・入賞した経験は?
  10. 将来の夢は?

高校時代

  1. 学校の好きだったところは?
  2. 学校の嫌いだったところは?
  3. 部活動はどんなことをしたか?
  4. 委員会活動はどんなことをしたか?
  5. 好きだった授業や先生は?
  6. 嫌いだった授業や先生は?
  7. 印象に残っているイベントは?
  8. 友人関係はどんなものだったか?
  9. いちばん嬉しかった想い出は?
  10. いちばん悔しかった想い出は?

大学時代

  1. なぜ今の大学に進学したのか?
  2. なぜその学部を選んだのか?
  3. 入学前後でのギャップは?
  4. 特に印象に残っている授業は?
  5. ゼミ・研究室はどんなことをしたか?
  6. サークル活動はどんなことをしたか?
  7. アルバイトはどんなことをしたか?
  8. 特に印象に残っているイベントは?
  9. その他、打ち込んだものは?
  10. 学生生活の満足度は?

思考・性格

あなたは何に情熱を注ぎ、何に喜びを感じるのか。

「やりたいこと」を見つけるために、身の回りのものを俯瞰してみてはどうでしょうか。

  1. 好きな本や作家は?
  2. 好きなゲームは?
  3. 好きな映画は?
  4. 好きな町(場所)は?
  5. お気に入り登録しているサイトは?
  6. 尊敬している・憧れの人物は?
  7. 自分で認識している長所・短所は?
  8. 人に言われたことのある長所・短所は?
  9. 好きな異性のタイプは?
  10. 座右の銘は?

行動

同じ経験をしたとしても、それをどのように受け止め、行動に移すかは人それぞれ。

そういった意味で、あなたを最も映し出すものは日々の行動なのかもしれません。

  1. 最近ハマっていることは?
  2. ついついやってしまう・やめられないことは?
  3. いちばん熱中している瞬間は?
  4. 誰にも負けない特技は?
  5. 会話では話す方が多い?聞く方が多い?
  6. 休日には何をしている?
  7. 持っている資格は?
  8. 毎日欠かさず続けていることは?
  9. これまでにいちばん時間とお金を費やした趣味は?
  10. 何をしている時がいちばん幸せ?

おわりに

あなたが思っているよりも、振り返ることのできる過去は多く、深いもの。

しっかりと取り組んで、自己分析を進めていきましょう。

現役人事が教える!自己分析から志望動機を創る正しいやり方

こんにちは、渋谷で働く人事のブログです。


内定を取るためには、自己PRと同じくらい、志望動機が重要。

数々の採用基準のうち「将来的に成果が出せるか」は極めて重視されるファクターですが、能力が同じであれば熱意によって成果に差が生じるもの。

だからこそ、どれだけ自社に熱意を持ってくれているかを、採用担当者は見極めようとします。


企業への熱意を伝えるためには説得力のある志望動機が欠かせませんが、いくら企業分析をしても、それだけでは説得力のある志望動機につなげることはできません。

そこで本日は、自己分析を通じて「あなたにしか語ることのできない志望動機」を創る方法をご紹介します。


志望動機とは

そもそも志望動機とは「なぜその会社で働きたいのか」の根拠となる理由です。

ひたすら会社の事業内容や経営理念を褒めちぎったものは、志望動機とは言えません。(にも関わらず、多くの学生がこれをやってしまいます)

事業内容や経営理念に共感したり賞賛することによって、相手の会社を調べていることは伝わるでしょう。

しかしそんなものはHPさえ読み込めば誰でも言えること。

なぜ「あなた」が「その会社」を志望するのか(その会社でなければならないのか)は全く伝割りません。


採用担当者を納得させるためには「私はこんなことをやりたい。なぜならばこうだからである。だから御社しかない」というロジックが必要です。

あなたは何がやりたいのか?

そのためには、まず「どんなことがやりたいのか?」「なぜやりたいのか?」という就活の軸を探します。

先日までの記事でも触れたので詳細は割愛しますが、以下の流れで自分史を作ることが起点になります。

  • 中学・高校・大学時代に打ち込んだことをすべて洗い出す
  • それぞれの経験を1つひとつ深掘りする
  • 頑張れた・続けられた理由から自分の情熱の対象を導き出す

すると、「何をやりたいのか」「なぜやりたいのか」という、志望動機の軸が見つかります。


もし「やりたいこと」がピンポイントで見つからない場合は、抽象からのアプローチも良いでしょう。

すなわち「将来、どんな自分になっていたいか」「どんな環境でがんばりたいか」「周囲の人たちに、どんな影響をあたえたいか」など、概念を具体化していく流れになります。

いずれにせよ、主軸が「自分」であるということを忘れないようにしてくださいね。

どんな会社ならそれができるのか?

続いて、やりたいことを軸に、どんな業界・会社・職種であればそれが実現できそうかを突き詰めていきます。

まずは食わず嫌いをせずに、様々な企業の事業内容・業務を分析し、具体的な仕事内容を調べていきましょう。

そして、その仕事内容の中で、どのようにすれば「自分のやりたいこと」に取り組めるのかを考えてみましょう。

「やりたいこと」と「会社の業務内容」の重なったポイントが、志望動機のコアになります。

おわりに

志望動機に必要なのは、以下の3点です。

すなわち、「何をやりたいのか?」「それはどうしてか?」「なぜこの会社でなければならないのか?」。

この3つが網羅され、つながりがあれば、熱意が伝わる説得力のある志望動機となります。

ポイントを意識して、がんばってくださいね!

現役人事が教える!効果的な自己PRのやり方とは

こんにちは、渋谷で働く人事のブログです。

就職活動をしていた当時、「自己PR」という言葉が苦手でした。

いかにも「採用されたいがために自分を良く見せるんだ」という意識が透けて見えるような気がしてしまったためです。

あの頃に戻ることができたら、当時の自分を叱ってやりたい気持ちでいっぱいです。

賢明な読者の皆さんは既にお気づきでしょうが、自己PRは就職活動において最重要と言っても過言ではありません。

というわけで本日は、効果的な自己PRのやり方をお伝えします。


なぜ自己PRが必要なのか?

どんなにアウトプットの質が高い人間であっても、その内容を周囲に伝えることができなければ、組織としての成果を最大化することはできません。

同じように、いくら優秀な人材でも、その「優秀さ」を採用担当者に伝えることができなければ、採用に至ることはあり得ません。

すなわち、就職活動においては、自己分析を通じて自らの強みを洗い出すだけでは不充分であり、それを自己PRという形で可視化し「相手に伝える」ことが不可欠になります。


仮に面接の場では話が盛り上がったり、キラリと光るものを感じたとしても、面接官は同僚や上司にその結果を「言葉で」伝えなくてはなりません。

もしあなたの自己PRが分かりづらい・伝わりづらいと、その採用担当者があなたを社内にプッシュすることができません。

「なんとなくイケそうな気がする」では通用しないからです。

だからこそ、あなたは再現性のある「言葉」で面接官にあなたの良さを伝えてあげる必要があるのです。

説明しやすい自己PRとは?

面接官が後々他人に説明しやすいかという観点から考えると、自己PRは以下の構成になっていることが親切です。

  • 結論(あなたの長所)が明確になっている
  • 長所の根拠となる経験がある
  • それを活かして○○をしたいというビジョンがある

すなわち、過去(経験)から現在(長所)が導かれ、それが未来(ビジョン)に繋がっているか。

1つひとつの尤もらしさではなく、「繋がり」が最重要視されます。

最も大切なこと

過去・現在・未来の観点で語る中で、当然ですが「未来」が最も大切です。

なぜならば、「会社に貢献できる人」を採用することが面接官の仕事だからです。

とは言っても、例えば「私の長所は○○です!」と言われただけで「なるほど!ではこの部長のもとでこんな仕事をやってもらえば、これくらいの成果が期待できるな!」と思い描ける面接官ばかりではありません。


「○○という長所は、うちの会社にとってどんな意味があるのか?」

「学生と社会人では環境が変わるけど、それでも強みが発揮できるかな?」

「同じ長所をアピールする人が沢山いる中で、この人でなくてはならない理由があるかな?」

などと言った迷いを生じさせないためにも、「私の強みはこの会社(仕事)でこんな風に活かせる」というところまで落とし込んであげましょう。

おわりに

相手の立場で考えること、仕事においても大切なこの思考法が身につけば、就職活動にもきっと役立つはず。

「面接官も、別の誰かに『あなたの良さ』を説明する必要がある」と考えると、面接であなたが伝えるべきことが自ずとクリアになるのではないでしょうか。