渋谷で働く人事のブログ

渋谷区の一部上場企業で、新卒採用を担当しています。年間1,000名以上の就活生と会う中で感じることや、日々の考えをシェアします。

リクルートスーツの意義を考える

こんにちは、渋谷で働く人事のブログです。

良くも悪くも、日本の就職活動では大多数の方がリクルートスーツに袖を通します。

「没個性の象徴」なんて揶揄されることもありますが、個人的にはよい印象を持っています。


そもそも、なぜ就職活動でリクルートスーツを着るのか、皆さんはその理由を考えたことはありますか?

人によっては、嫌悪感や反発を覚えるとも言われるリクルートスーツ。

けれども、そこにはちゃんと理由があるのです。


信頼感

たとえば皆さんがOB訪問や会社訪問をしたとき、対応してくれた社員の身なりがだらしなかったら、どのように感じるでしょうか。

ジャケットはヨレヨレ、シャツはパンツからはみ出し、靴は薄汚れてすり減っていたとしたら?

反対に、ビシッとスーツを着こなし、靴もピカピカに磨かれていたら?

ひょっとしたらそれだけで、会社の印象が左右されてしまうかも知れません。

あなたがそう感じるということは、相手もあなたを見てそんな判断をしているのです。

第一印象

就職活動においては、ほとんどの会社(採用担当者)とあなたは初対面。

そんなとき、相手が最初に取り入れるあなたの情報は「見た目の印象」です。

もちろん内面の個性も重要ですが、見た目の印象が標準に達していないと内面に目を向けてもらえないことも多数。

そんなのもったいないですよね?

オシャレでなく身だしなみ

スーツスタイルにもトレンドはありますが、リクルートスーツで流行を追う必要はありません。

自分本位の「オシャレ」ではなく、相手を気づかった「身だしなみ」が大切。

気にするべきは、清潔で手入れが行き届いているか、相手が不快に感じないか、です。

個人的には必ずしも黒の必要はないと思いますが、そこに言及すると長くなるので割愛。

まとめ

最近では、リクルートスーツの非着用を推奨する企業や、クールビズ期間中はノーネクタイでとお願いをする企業も出てきました。

思考停止で「とりあえず」リクルートスーツを着るのではなく、なぜ着るのか、どんな意味合いがあるのかをぜひ考えてみてくださいね。