こんにちは、渋谷で働く人事のブログです。
2018卒で、すでに様々な就活イベントをまわっている方も多いことと思います。
イベントによって形式は様々ですが、企業ごとに個別ブースを設けている形式のイベントでは、ブースごとの席数が決まっているため、企業によっては立ち見となることも多くあります。
先日も、ブースに入れなかった学生が、人垣の後ろで懸命にメモを取っている姿を見かけました。
採用担当者としては、ブースに人が集まってくれることを嬉しいと感じる反面、色々と思うところもあります。
立ち見のデメリットに気づいていない方は、ぜひご一読ください。
聞きとりづらくないですか?
声が届く範囲には限界があります。
マイクやスピーカーの使えるイベントならともかく、ブースどうしで音声の干渉を防ぐためスピーカーの使用を禁止しているイベントもあり、そういった会場では採用担当者が肉声を張り上げることになります。
二重三重にブースを取り囲まれたような場合、最奥の方に言葉を届けるためにはかなりのボリュームが必要です。
もちろんすばらしい声量・声質をお持ちの採用担当者もよく見かけますが、そうとばかりも限りません。
知らず知らずに「聞きもらしたり」「聞き間違えたり」してるかも知れませんよ。
メモ、取りづらくないですか?
また、メモを取りづらいことも大きなデメリットです。
スライドの内容を資料として配布する企業は稀です。
ほとんどの企業は、既製の会社紹介パンフレットなどを資料として配布し、説明内容は適宜メモを取ってくださいというスタイルです。
したがって、(よっぽど印象に残ったこと以外は)イベント終了時には忘れていることでしょう。
特にこの時期はバッグにコートに他社の配布資料に雨が降ったら傘も持ちながら、メモを取るのは至難の業ですよね。
疲れませんか?
そして、何よりも疲労が溜まります。
狙った企業だけをピンポイントで攻めるならともかく、多くのブースをまわろうとすると少なくとも数時間はかかります。
全てのブースでキチンと座って話を聞くのと、立ちっぱなし歩きっぱなしで自己満足と疲労感だけが残るのを比較すれば、どちらがよいかは自明ですよね。
どうしても聞きたい企業であれば、前の回が終わるまでブース付近で待機し、入れ替えのタイミングで席をキープするというのも賢いやり方です。
おわりに
志望業界・志望企業が絞り込めていない段階では、どうしても人気企業に足が向いてしまうもの。
しかし、合同説明会における最大の利点は幅広い企業の話が聞けること。
強すぎるこだわりを持たず、意図せぬめぐり合いを楽しんでみてはいかがでしょうか。