渋谷で働く人事のブログ

渋谷区の一部上場企業で、新卒採用を担当しています。年間1,000名以上の就活生と会う中で感じることや、日々の考えをシェアします。

OB訪問のススメ

こんにちは、渋谷で働く人事のブログです。

このページをご覧になっている学生の方は3月の解禁に向けて積極的に動かれていることと思いますが、イベントの数もまだ少ないいま、何をやればよいか気ばかり焦っている方もいるかもしれませんね。

まだそれほど忙しくない今の時期にこそやっていただきたいこと、それはOB訪問です。「OB訪問ってしたほうがいいの?」などと思っているそこのアナタ! ハッキリ申し上げて、やるとやらないでは雲泥の差です。今日は採用担当者が考えるOB訪問のメリットについてお伝えします。

ナマの情報に触れられる

OB訪問をした学生が口をそろえて言うことがコレ。会社説明会やHPでは決して知ることのできない「ナマの声」を聞くことができます。逆に言うと、OB訪問以外で社員の素を見ることはできないと思っても良いでしょう。

もちろん、様々な就職イベントに一般社員を呼んでいる会社もあれば、選考過程で社員との座談会を開催するような会社もあります。しかし、そのような場に参加する社員からすれば人事部の目は気になるもの。反面、社外であれば、また他の社員の目がなければ、少なくとも公式の場よりはフランクに、本音ベースで語ってくれます。

自己分析やES添削にも

また、自己分析やESを見てフィードバックをしてくれる(心の広い)社員もいます。もちろんこれを第一の目的としてOB訪問をするのは本末転倒ですが、若手社員であれば等身大の助言が期待できますし、中堅やベテラン社員であれば違った視点からの指摘がもらえるかも知れません。

志望企業のOB訪問においてあなたが会う人は、全て「あなたがこれから直面する厳しい選考を通過した勝者」です。謙虚な気持ちを持って、アドバイスをもらってみてはどうでしょうか。もちろんESは人それぞれですので、そのままパクっても意味はないということをお忘れなく。

ロールモデルに出会える

これについては運にも左右されますが、「こんな社会人になりたい!」と思えるような方に出会える可能性だって、大いにあります。憧れや目標といえる存在を持てるかどうかは、その後の成長に大きく関わってくるもの。もちろん歴史上の人物や偉大な経営者などでも結構ですが、現存する(連絡を取ろうと思えば取れる)ことの恩恵は計り知れません。

何か困難に直面したときに「あの人だったらどうするだろう?」と考えることもできますし、実際に助力を請うこともできます。身近にそんな大人がいる方はともかく、そうでない方は社会に出る前にロールモデルを見つけることをオススメします。

おわりに

このように、OB訪問はいいこと尽くめです。とはいえ、多くの社会人は学生より多忙な身。忙しいスケジュールの合間を縫って時間を割いてくれているということを忘れず、敬意を持ってOB訪問に臨んでくださいね。