渋谷で働く人事のブログ

渋谷区の一部上場企業で、新卒採用を担当しています。年間1,000名以上の就活生と会う中で感じることや、日々の考えをシェアします。

面接の退出時に意識すべきこと

こんにちは、渋谷で働く人事のブログです。

面接終了後、会場を退出するときの動作も、第一印象と同じくらい相手の記憶に残るもの。「終わりよければ全てよし」という言葉がありますが、逆もまた然り。最後の最後でちょっと気を抜いたがために印象を損ねてしまうなんて、もったいないですよね。というわけで、本日は退出時に意識してもらいたいポイントです。

起立~荷物を持つ

「本日の面接は以上です」など「これで終了」というアナウンスがありましたら、まずは「本日はお忙しいところ、ありがとうございました」と感謝の意を表明しましょう。たとえ面接の手ごたえがなかったとしても、評価がその通りとは限らないもの。印象と結果は往々にして直結しませんので、気持ちを切り替え最後まで全力を尽くしてください。

挨拶が終わったら立ち上がり、荷物を持ちます。このとき「早く帰りたがっている」という印象を与えないよう、落ち着いて立ち上がってください。ちなみに冬でも室内ではコートを着ないのがマナーです。「寒いので、どうぞ中で着てください」のように言われても「ありがとうございます、大丈夫です」と謝意だけ示して着ないのが無難です。

一礼~ドアを開ける

ドアの脇に立ち、面接官の目をにこやかに見つめて「失礼いたします」と一礼をします。疲労・消耗があっても、悟られないようハリのある声を出しましょう。なお入室時もそうでしたが、大声を出す必要はありません。勘違いされている方も多いですが、「元気な、ハリのある声」と「大声」は違うので、注意が必要です。

退出時にドアを開けるときも、後ろ手で開けたり面接官に背中やお尻を向けたりすることのないよう、半身(面接官に体の側面を見せるイメージ)になって開けるのがよいでしょう。利き手と、右開き・左開きなどドアの向きによっても開けやすさ(出やすさ)は異なります。両方のタイプのドアを実際に開閉し、自分なりにスムーズな位置と向きを見極めてください。

ドアを閉める~建物を出る

こちらも入室時と同じく、「ガチャン」、「バタン」と音を立てることのないよう気をつけましょう。他が完璧だった場合、むしろ落差で残念さが際立ちます。必ず「ドアノブを回した状態で」そっとドアを閉じてください。それができないタイプのドアの場合は、手を添えてなるべく静かに閉めれば大丈夫です。

案内係の方が室外で待機していたり、受付の前を通るケースもあるでしょう。かならずそのスタッフにも「ありがとうございました」の挨拶を欠かさないでください。ここから採用担当者に情報が伝わることもあります。面接官の前だけニコヤカで、他のスタッフへの対応が悪いと「裏表のある人間」という烙印を押されてしまいますよ。

おわりに

退出時の流れも、結局は練習の数がモノを言います。漫然とやるのではなく、ポイントを意識して、何度も練習をしてください。また、このときもやはり客観的なチェックが不可欠です。見てくれる人がいない、あるいは人に見られるのは恥ずかしいという方は、スマホで録画しセルフチェックをしてくださいね。