こんにちは、渋谷で働く人事のブログです。
あらゆる助言や解説の中でいちばん役に立つものは、「実際に経験した人からのアドバイス」です。
今日は、就活を終えた4年生のリアルな体験をお届けします。
就活で、「こうしておけば良かった」と思うことはありますか?
「OB/OG訪問をもっとやるべきだったと思っています」
なるほど。それはどうしてですか?
「就活の時期って、もちろん色々やることあって大変なんですけど、ある意味では特権みたいなものがあって。
普通に会うのは難しいような偉い人とか、親ぐらい年齢の離れた人でも、『OB訪問させてください!』って言うとかなり気軽に会ってくれるんですよね。ゴハンもおごってくれるし。笑
実際に社会で働いている先輩の話を聞く機会は今後ほとんどないでしょうし、違う会社で働く人であればなおさら少ないと思います。
もっと幅広い人と会って、会社や業界の内情を聞いておけばよかったと思っています」
確かにそうかも知れませんね。実際に、何人くらいにOB/OG訪問をしましたか?
「第一志望の業界を中心に、15人くらいだと思います。たぶん20人はやってないと思います」
ふむふむ。OBやOGとは、どうやってコンタクトを取ったんですか?
「はじめは、サークルの先輩に会ってもらいました。OB訪問っていうか普通の飲み会って感じでしたけど。笑
そこからは、その先輩の先輩を紹介してもらったり、その方の知り合いで同業他社の人につなげてもらったり、タテヨコに広げていった感じです」
いいですね。あと、OB/OG訪問のときに気をつけていたことってありますか?
「社会人は学生よりもぜんぜん忙しいので、無理のないスケジュールでお願いすることを意識していました。
『この日でお願いします!』って決め打ちするんじゃなくて、『○日と○日と○日で空いている日はありますか?』みたいな感じで日程に幅を持たせたり。
あとお礼のメールや手紙は必ず出すようにしていましたね。送るときには失礼がないように、親に文面をチェックしてもらったりもしました」
ありがとうございました。最後に、後輩たちに向けて何かメッセージをお願いします。
「OB訪問はどんどんやってください。頼める先輩がいなければ、キャリアセンターに紹介してもらえばいいと思います。
僕みたいに『こんな仕事をしている人、ご存知ですか?』って言って実際に会ったOBに紹介してもらうようにすると、イメージに近い方と出会える確率が高くなるのでオススメです。
友人には、100人近くにOB訪問をした強者もいました。たくさん会えばいいってもんでもないですけど、会えば会うほど『自分が働いているイメージ』が固まっていったような気がします。
あまり表には出せない『内情』みたいな話も聞けるし、やっぱりナマの声をきかないと会社の本当の姿はわからないもんだなーって。
就活時期しか許されない特権をフルに使って、本当に自分に合う仕事を見つけてください!」