こんにちは、渋谷で働く人事のブログです。
あらゆる助言や解説の中でいちばん役に立つものは、「実際に経験した人からのアドバイス」です。
今日は、就活を終えた4年生のリアルな体験をお届けします。
後悔していること
早速ですが、就活で、「こうしておけば良かった」と思うことはありますか?
「興味のない業界や職種についても、ある程度見ておけばよかったなーって思っています」
どういうことですか?
「私は、やっぱり誰かに『ありがとう』って言われるような仕事がしたくて、それにはサービス業だっていう気持ちがありました。就活のかなり早い段階で、志望業界を決めていたほうだと思います。なので、その中では色々な業態を見る余裕があったんですよ。
でも例えば、メーカーとかはぜんぜん見ませんでした。ものづくりには興味がなかったし、理系の男性の職場っていう印象が強すぎて、自分が活躍できるイメージが思い浮かばなかったからです。
でも考えてみたら、メーカーといっても機械の他にお菓子とか生活用品とかもあるし、職種だって研究者とかだけじゃなくて営業やマーケティングなんかもあるんですよね」
その理由
そういうことに気づいたのはいつごろだったんですか?
「うーん、内定をもらって就活を終わりにしてしばらくたってからですね。消費財メーカーに内定が決まった友達と話してて、そんな道もあったのかって。笑
あ、あと私は経済学部だったので、まわりの友達が銀行とか証券とか受けまくってて、それに抵抗があって金融も敬遠してました。笑
でも、金融業界について調べたりしてたら、経済とか世の中に対する理解も深まったんじゃないかなっていう思いがあります」
なるほど。情報収集はどんな感じでやっていましたか?
「会社のHPを見たり、合同説明イベントに行ったり、そこで興味を持った会社はセミナーに申し込んで…って、特に変わったことはしていません。
でも考えてみたら、『興味を持った会社』っていう時点で、知らない会社とか興味のない業界を除外してるんですよね。
合同説明会とかのイベントでは、自分がいちばん興味持てなそうな会社の話を聞いてみたら面白かったかなーと思います」
後輩たちへメッセージ
ありがとうございました。最後に、後輩たちに向けて何かメッセージをお願いします。
「志望業界を絞るのはとっても大切なことですけど、早いタイミングで絞りすぎないようにしてください。視野を広く持って、友達ともたくさん情報交換をして、食わず嫌いをしないようにしてください。
別に、この業界に決めたのを後悔してるわけじゃありません。でも、本当に全部を見た上で比較したわけじゃないので、ひょっとしたら将来仕事で壁に当たったときとかに、もっと自分に合った仕事があったかも?って思っちゃうかもしれません。
そんな風に思うのは、会社にも自分にも失礼な話だと思います。だから、いろんな業界を見て、いろんな人の話を聞いて、『ここ!』って思える会社を選べたら幸せだと思います!」