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渋谷で働く人事のブログ

渋谷区の一部上場企業で、新卒採用を担当しています。年間1,000名以上の就活生と会う中で感じることや、日々の考えをシェアします。

現役人事が語る!就活ナビを信用してはいけない理由

こんにちは、渋谷で働く人事のブログです。

就職活動も多様化していますが、まだまだナビサイトの情報に頼っている方も多いと思います。

しかし、ナビの情報を妄信するのはややキケン。

今日はその理由について、お伝えします。


ナビサイトはなぜ無料なのか

1996年の「就職協定」廃止を受けインターネット上に「就活のナビサイト」が登場。2000年ごろからは、就職活動に「就活ナビサイト」を利用するのが一般的になっていたようです。

現在では「マイナビ」「リクナビ」「あさがくナビ」などのいわゆる大手といわれるメジャーどころから、「女性限定」「体育会限定」「理系・院生限定」などターゲットを絞り込んだものまで、じつに数十(!)もの就活ナビサイトが鎬を削っています。


あれだけのスケール、利便性を兼ね備えたサイトの構築・運営には巨額の費用がかかるため、通常であれば利用者からサービス料金を徴収します。

にも関わらず、多くのナビサイトにおいてなぜ学生は無料で使用できるのか、考えたことはありますか?

ナビサイトの収益構造

なぜ学生がナビサイトを無料で利用できるのか、運営費用はどこから出ているのか。

答えは、ナビサイトに採用情報を出稿している『企業』が運営費用を支払っているからです。


通常であれば、ワクを取る(会社概要、採用情報などの基本情報を掲載するだけ)に数十万~数百万。

加えて、エントリー管理機能(ナビサイトから企業にエントリーできるようにする)、学生へのダイレクトメール送付機能(選考の案内など)に数万~数十万。

また、追加料金を支払えば優先表示(検索結果で上位表示されるようにしてくれる)なんて機能もあります。

すなわち、ナビサイトにとって真の「お客様」は、学生ではなく企業なのです。

ナビサイトが学生を煽る理由

運営会社としては、売上を稼ぐため1社でも多くの企業に情報を掲載してもらうことが目的になります。

そのためには、「これだけたくさんの学生がウチのナビを利用していますよ!」「ウチに掲載すればこれだけエントリーが増えますよ!」といったアピールが必須。

従って、ナビサイト側は登録した学生にはなるべく多くの企業にエントリーさせようとします。


少しでも多く「クリックさせよう」「資料請求させよう」「イベントに参加させよう」「エントリーさせよう」というのがナビ側の目的です。

だからこそ、学生の活動量を増やすために煽るような記事を多数掲載し、「ライバルたちはこれだけ活動しているのか…自分ももっともっと頑張らないと!」と思わせようとするのです。

おわりに

もちろん、ナビサイトで運命の企業に出会える可能性がないわけではありません。

また、企業としてはナビサイトに頼らざるを得ない側面があることも、否定はできません。

だからこそ、学生のほうで情報を見極める目を持っていただきたいと思います。