こんにちは、渋谷で働く人事のブログです。
自己分析は大切、もっと自己分析をやっておけばよかった、などなど就職活動に取り組む皆さんであれば一度は耳にされたことがあるでしょう。
でも、実際に経験をしてみないと、なんでそこまで重要なのかはなかなか理解しづらいもの。
今日はこれから就職活動を始める・あるいは始めたばかりの皆さんに向け「自己分析って何?」をお伝えします。
そもそも自己分析とは?
自己分析というと小難しいように聞こえるかもしれませんが、目的はシンプルです。
それはすなわち、あなたの価値観を知ること。
あなたは人生において何を大切にしたいのか。どんな人と過ごし、何を得たいのか。あるいは、何を避けたいのか。
当然ながら、これには良い・悪いはありませんし、「これが正解」というものもありません。
人生であなたが出会った出来事、下した判断、周りの環境によって、どのような「あなた」が形作られたのか。
それを振り返り、自らの考え方や大切にしたいものを認識し、価値観を明確にする作業。それが自己分析です。
決して、うまい自己PRやロジカルな志望動機をひねり出すための作業ではありませんので、まずそこをしっかりと認識してくださいね。
なんのためにするのか?
自分のこれまでを振り返り、形成されてきた価値観を知ることは、自ずと自分の将来や就きたい仕事が見えてきます。
本来、就職活動というのは「入りたい会社」があってそれに自分を合わせるものではありません。
むしろ「こうありたい自分」が先にあって、それを実現できる会社や仕事を見つけるという順番であるべき。
自分は何に喜びを感じるのか。どんなときにやりがいを覚えるのか。どんな環境なら力を発揮できるのか。
「こうありたい自分」を見つけるためには、過去を振り返り、自らの価値観を認識する必要があるのです。
どのような流れでするのか?
自己分析においては、3つの ”ing” が重要と言われています。
- Having(何を手に入れたいか)
- Being(どんな人間になりたいか)
- Giving(どんな影響を与えたいか)
言い換えれば、Havingは個人的な願望(「年収○○万円」「ポルシェに乗りたい」など)。
Beingはセルフイメージ(「尊敬される人間でありたい」など)。
Givingは志(「飢餓や貧困をなくしたい」「若者が夢を持てる社会をつくりたい」など)と言ってもよいでしょう。
HavingやBeingは割と誰でも思いつきますが、最も重要なのはGivingにたどり着くこと。
最終的には自分の”Giving”を見つけることが、自己分析の目的だと思ってくださいね。
そのための手法としては、自分史を作るというやり方が最もオススメです。
おわりに
自己分析というものは、一度やっておしまい、という種類の作業ではありません。
また、人生は日々アップデートされますので、これで完璧、という状態もあり得ません。
特に就職活動中には、価値観がガラッと変わるような出会いもあるでしょう。
だからこそ折に触れてやり直し、常に最新・最善の状態に保つ必要があるということを、お忘れなく!