こんにちは、渋谷で働く人事のブログです。
内定を取るためには、自己PRと同じくらい、志望動機が重要。
数々の採用基準のうち「将来的に成果が出せるか」は極めて重視されるファクターですが、能力が同じであれば熱意によって成果に差が生じるもの。
だからこそ、どれだけ自社に熱意を持ってくれているかを、採用担当者は見極めようとします。
企業への熱意を伝えるためには説得力のある志望動機が欠かせませんが、いくら企業分析をしても、それだけでは説得力のある志望動機につなげることはできません。
そこで本日は、自己分析を通じて「あなたにしか語ることのできない志望動機」を創る方法をご紹介します。
志望動機とは
そもそも志望動機とは「なぜその会社で働きたいのか」の根拠となる理由です。
ひたすら会社の事業内容や経営理念を褒めちぎったものは、志望動機とは言えません。(にも関わらず、多くの学生がこれをやってしまいます)
事業内容や経営理念に共感したり賞賛することによって、相手の会社を調べていることは伝わるでしょう。
しかしそんなものはHPさえ読み込めば誰でも言えること。
なぜ「あなた」が「その会社」を志望するのか(その会社でなければならないのか)は全く伝割りません。
採用担当者を納得させるためには「私はこんなことをやりたい。なぜならばこうだからである。だから御社しかない」というロジックが必要です。
あなたは何がやりたいのか?
そのためには、まず「どんなことがやりたいのか?」「なぜやりたいのか?」という就活の軸を探します。
先日までの記事でも触れたので詳細は割愛しますが、以下の流れで自分史を作ることが起点になります。
- 中学・高校・大学時代に打ち込んだことをすべて洗い出す
- それぞれの経験を1つひとつ深掘りする
- 頑張れた・続けられた理由から自分の情熱の対象を導き出す
すると、「何をやりたいのか」「なぜやりたいのか」という、志望動機の軸が見つかります。
もし「やりたいこと」がピンポイントで見つからない場合は、抽象からのアプローチも良いでしょう。
すなわち「将来、どんな自分になっていたいか」「どんな環境でがんばりたいか」「周囲の人たちに、どんな影響をあたえたいか」など、概念を具体化していく流れになります。
いずれにせよ、主軸が「自分」であるということを忘れないようにしてくださいね。
どんな会社ならそれができるのか?
続いて、やりたいことを軸に、どんな業界・会社・職種であればそれが実現できそうかを突き詰めていきます。
まずは食わず嫌いをせずに、様々な企業の事業内容・業務を分析し、具体的な仕事内容を調べていきましょう。
そして、その仕事内容の中で、どのようにすれば「自分のやりたいこと」に取り組めるのかを考えてみましょう。
「やりたいこと」と「会社の業務内容」の重なったポイントが、志望動機のコアになります。
おわりに
志望動機に必要なのは、以下の3点です。
すなわち、「何をやりたいのか?」「それはどうしてか?」「なぜこの会社でなければならないのか?」。
この3つが網羅され、つながりがあれば、熱意が伝わる説得力のある志望動機となります。
ポイントを意識して、がんばってくださいね!