こんにちは、渋谷で働く人事のブログです。
今日はこれから就職活動を始める皆さんに向けて、業界研究のやり方についてお伝えします。
そもそも業界研究とは?
業界研究とは、自分が志望する業界全体の景気動向を知り、業界の成長性・将来性を分析することです。
世の中にどのような業界があるのかは、例えば下記のようなページを参考にしてみてください。
job.rikunabi.com
job.mynavi.jp
gyokai-search.com
いわゆる「企業研究」と異なるのは、企業研究が特定の企業に対するものであり、業界研究はその企業が属する産業界そのものについてであること。
すなわち、業界研究の方が圧倒的に範囲が広がり、また業界自体も数多くありますのでじっくりと時間をかけて行うことが望ましいと言えます。
なんのためにするのか?
食品やサービスなど生活に身近な業界はともかく、就職活動を始めたばかりの皆さんが知っている世界はごく一部。
世の中にはそれ以外にも数多くの業界が存在しており、視野を広く持てば持ったぶんだけ自分に合った会社・合った仕事に出会える可能性が高いと言えます。
憧れや自分のイメージ・先入観だけで判断しては、就職後にミスマッチを感じるリスクが高まるので、それを避けるためにもしっかりと行う必要があります。
また、業界の将来性が皆さんの入社する企業の今後に大きく関わってくるので、自衛のためにも業界については自分なりによく調べ、知ることが大切です。
仕事内容や組織風土にマッチングを感じて入社したら、業界そのものが縮小しており数年後に倒産、なんてこともあります。
せっかく入社したのであれば、やりがいを持って長く働きたいですよね?
産業界は常に動いているので、「今」人気の業界や企業だけを見るのではなく、将来的に成長できる業界を見つけるつもりで研究を行いましょう。
どのような流れでするのか?
まずは上記のページや「業界MAP」などを使用し、そもそも世の中にはどのような業界が存在しているのかをざっと眺めてみましょう。
その中から自分の興味ある業界・もっと知りたいと思う業界に向けて深く調べていくことになるわけですが、最初から無理に絞り込む必要はありません。
見落としを避けるためにも、むしろ始めのうちはできるだけ幅広く見ることをオススメします。
興味の方向性・理由はなんでも結構です。これが正解、というものはありません。
少しでも面白そうだなと感じる業界があれば、そこから深掘りをしてくことになりますが、この時、当該業界はもちろんのこと、できれば関連業界にも目を向けてみましょう。
業界同士は深くつながっています。志望業界の周辺を調べることで、より理解を深めることが可能になります。
興味のある業界が定まったら、いよいよ企業研究に進みます。
圧倒的なトップ企業がいる業界はごく一部。リーディングカンパニーだけでなく2〜5位くらいまで目を向けて、違いを明確にしていきましょう。
おわりに
皆さんの周りに、業界研究なんてやらなくても良い、それでも内定がもらえたとなどと豪語する先輩もいることでしょう。
しかしそれは、たまたま自然と情報が入ってくる環境にいた、その人だから上手くいったというだけのこと。
社会に出て、働き始めてからも業界研究で学んだことは必ず役に立ちます。
その場しのぎでなく、将来の自分の礎を作るつもりで、じっくりと取り組んでみてくださいね!