人事はグループ面接で何を見ているのか
こんにちは、渋谷で働く人事のブログです。
グループ面接と、1対1の個人面接、どちらが得意ですか?実際お会いした学生にこう聞くと、多くの方は「1対1の方が話しやすい」と答えます。自分の回答を他の学生に聞かれるのが照れくさいという方もいれば、他の学生の回答に引きずられて言いたいことが言えない、ペースが乱れる、という方もいるでしょう。
採用担当者の視点からは、グループ面接だからこそ見ているポイント(個人面接よりグループ面接の方がハッキリしやすいポイント)というのもあります。それは何なのでしょうか。
話を簡潔にまとめられるか
一口に「グループ面接」といっても様々な規模感がありますが、多くの場合3~5名程度の学生で1グループが構成されます。そうすると、仮に面接時間が30分とした場合、1人あたりの持ち時間は6~10分。質問が1つだけということはまずありませんので、1つの問いかけに対して長々と話す学生は正直歓迎できません。
「1分間で自己紹介をお願いします」のように、明確に回答時間を指定されるケースもありますが、そうでなくても1~2分ほどで簡潔にまとめ、その中に言うべきことを盛り込めるかどうか。構成力がカギになります。
他の人の話を聞いているか
個人面接では会話が続くので意識する必要はありませんが、グループ面接では自分のターンが終了した瞬間、あからさまに気が抜ける方を見かけます。無理からぬこととは思いますが、自分の話す番ではなくても「今は面接中だ」という自覚を持ち、緊張感を持続できることが好ましいものです。
といって、スピーカーの方へあからさまに顔を向け、満面の笑顔で大きくうなずくような仕草は「やりすぎ」です。このあたりのさじ加減は慣れに左右される部分もありますが、大学のキャリアセンターや就活支援団体が開催しているような模擬面接会などを通じてコツをつかんでください。
おわりに
1対1だろうと、1対多だろうと、基本的に「自分のことをきちんと伝える」という面接のキモは変わりません。他人を気にせず、やるべきことをやれば結果はついてきます。がんばってください!