履歴書写真の修正は是か非か
こんにちは、渋谷で働く人事のブログです。
SNSの普及で自撮りが当たり前になるのと合わせて、画像の修正もすっかり市民権を得た感があります。
就職活動の証明写真も、数年前から「盛る」のが一般的になっていますね。
内容も、ちょっとした修正から、整形に近いものまでピンキリで、写真だけを見れば仕上がりも自然です。
そんな履歴書写真の修整、採用担当者にはどのように映っているのでしょうか?
修正のメリット
身もフタもない言い方になりますが、書類選考のある企業では通過の確率があがるでしょう。
本人と会う前の段階で顔写真の提出を求めるということは、言い換えれば「見た目」が評価基準のひとつになっているということです。
もちろん直接的に容姿を評価基準にしてはいないにしても、採用担当者に様々な面で影響を及ぼすことは否めません。
また副次的な効果として、書類選考の通過数が増えることで自信につながることも期待できます。
修正のデメリット
とはいえ、履歴書には本人確認の意味もありますので、あまりに実態とかけ離れた写真は本来の意味を失います。
主観ですが、肌色を明るくする、目の充血を消すなど「ベストの自分に近づける」加工ならOK。
でも、目を大きくする、輪郭を細くするなど「事実を変えてしまう」レベルはNGです。
また、いざ面接という段階では、採用担当者からすれば本人が目の前にいるので履歴書写真は何の意味もありません。
むしろ写真との差があればあるほど、不誠実とか自信がないという判断やマイナス評価につながります。
気にするべきポイントはココ!
エントリーの段階(学生と採用担当者が対面する前)に写真を添付した履歴書やESの提出が求められるケースもあれば、求められないケースもあります。
具体的には、「履歴書は面接時に持参してください」という企業が後者にあたりますね。
このような企業では、上記のメリットよりもデメリットがクローズアップされますので、修正の意義は自ずと薄れます(というかほぼゼロです)。
もしあなたの志望企業が選考プロセスを公開しているのであれば、各書類の提出タイミングを確認しておくのもよいでしょう。
「修正ありバージョン」と「修正なしバージョン」の2パターンを用意する方もいるようです。
おわりに
見た目が仕事の成果に明確な影響をおよぼす業種や職種というのは、ひょっとしたらあるのかも知れません。
しかし、(メイクや髪型で多少カバーできるとはいえ)基本的に顔のつくりは「変えられない」もの。
それはそれとして受け容れ、向上させられる部分で勝負を挑むのが賢いと考えるのですが、いかがでしょうか?